イギリス留学を目指すあなたへ朗報です。2025年1月1日より、イギリス入国に必要な在留許可文書(BRP)が廃止され、代わりにeVisa(電子ビザ)と呼ばれるデジタルシステムが導入されます。この記事では、eVisaとは何か、申請方法、アカウント作成のステップ、留学生が注意すべき重要ポイントを詳しく解説します。イギリスの最新移民システムを完全理解し、スムーズな渡航準備を整えましょう。
eVisaとは?デジタルで管理される新しい在留証明
eVisa(電子ビザ)とは、イギリス入国管理局(UKVI)が新たに導入する、オンラインで管理される移民資格証明のことです。従来の紙ベースの在留許可(Biometric Residence Permit:BRP)やパスポートのビザスタンプの代わりに、個人の移民ステータスに関する情報をオンライン上で確認・管理できる形に変わります。
この制度の導入により、ビザの確認や更新、出入国の手続きがより簡便・迅速になることが期待されています。また、紛失や汚損といった物理的な問題もなくなります。
UKVIアカウントとは?申請に必須のオンライン認証
UKVIアカウントとは、eVisaを利用するために必須な個人アカウントです。このアカウントを作成することで、留学生は自身の移民ステータスや個人情報をいつでもオンラインで確認・更新できます。もちろん、利用はすべて無料で行えます。
特に2024年12月31日までにBRPの有効期限が切れる留学生は、このUKVIアカウントの作成が必須となるため、早めの準備が求められます。
UKVIアカウントの主なメリット:
- eVisaの閲覧・証明
- 個人情報やパスポート情報の更新
- イギリスへの出入国の円滑化
UKVIのeVisa申請:5つのステップで簡単スタート
ステップ1:UKVIアカウントの作成
まずは下記URLよりUKVIアカウントを作成します:
https://www.gov.uk/get-access-evisa
登録には、以下いずれかが必要です。
- GWF番号:過去にイギリスビザを申請した際に発行された申請番号(例:GWF0123456789)
- BRPカード情報:既存の生体認証付き在留許可証
登録時は、以下に注意しましょう。
- 自身が管理可能なメールアドレスを使用する(パートナー・学校の共用メールは禁止)
- 電話番号やセキュリティ質問も控えておく
- 家族や代理の申請者は「他の人(Someone else)」を選択
alt: UKVIアカウント作成画面で個人情報を入力する手順
ステップ2:本人確認の実施
アカウント作成完了後、「UK Immigration: ID Check」アプリ(iOS/Android)をスマートフォンまたはタブレットにインストールします。このアプリを使って:
- BRPまたはパスポートの情報読み取り
- チップ内の生体情報の読み取り
- 顔写真の撮影
- セキュリティ質問の設定
これらの手順により、UKVIが申請者本人であることを確認し、eVisa発行の準備が整います。
alt: UKVI本人確認アプリでQRコードを使用してアカウントに接続する様子
ステップ3:eVisaの申請情報を入力・送信
アカウントにログイン後、「Start Application(申請を開始)」から申請を進めます。入力が必要な情報:
- 連絡先(電話・メール)
- セキュリティ質問
- 個人情報・ビザの種類・有効期限
- 同意および署名
全ての項目が完了すると、申請確認書(UANコード)が発行され、成功メールが届きます。
ステップ4:eVisaを確認・ダウンロード
申請後数日〜数週間で、UKVIから「eVisaが発行されました」というメールが届きます。メール内のリンクから再度UKVIアカウントにアクセスし、eVisa情報を確認しましょう。
表示される情報:
- 顔写真
- 氏名・生年月日
- ビザの種類(例:Studentなど)
- 有効期間
- 国籍など
誤りがあった場合は、速やかにUKVIに連絡する必要があります。
eVisa確認画面
ステップ5:アカウント情報とパスポートを常に最新に保つ
最後のステップとしてeVisaとパスポート情報をひもづけ、正しく管理しましょう。
注意点:
- パスポートを更新したら、必ずUKVIアカウントでも情報更新
- BRPを元にアカウント作成した場合は、パスポート情報とのリンクが必要
- 更新は以下より実施可能:
www.gov.uk/update-uk-visas-immigration-account-details
UKVIが提供するeVisa説明ビデオも参考にしてください。
eVisa導入の背景と今後の変化
BRPなどの物理証明からeVisaへ移行する背景には、次のような目的があります:
- 柔軟でセキュアな入国管理システムへの移行
- 紛失・破損・偽造の防止
- ペーパレス社会の推進
2024年12月31日以降はBRPが無効となり、eVisaのみがイギリスでの在留資格を証明する正式な手段となります。航空会社やイミグレーション職員もeVisaのみで入国審査を行う形となるため、更新や申請プロセスを理解しておくことは非常に重要です。
よくある質問と注意点
Q1. BRPを持っているが期限が過ぎた。どうすればいい?
A. 期限内にUKVIアカウントを作成し、eVisaの申請へ進めば問題ありません。
Q2. eVisaはどこで使う?
A. 出入国時の入国審査、航空チケットの購入、身分証明書としてUKVIが情報提供できます。
Q3. 一家で留学する場合、家族もアカウントが必要?
A. はい。各人が個別にUKVIアカウントとeVisaを取得する必要があります。
結論:オンライン移民管理はこれからの当たり前に
eVisa制度は、イギリスへの入国や在留管理に大きな変化をもたらすものです。留学生としては、すぐにUKVIアカウントの作成と情報登録を行い、パスポートとの連携を忘れず実施することが極めて重要です。
留学を成功させる第一歩として、デジタル移民システムへの理解と対応力を身につけておきましょう。
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