カナダは長年にわたり世界中の留学生にとって人気のある留学先の一つです。その中でも、特にベトナムを含む一部の国籍の学生に対しては、「Student Direct Stream(SDS)」という特別なビザ申請ルートが提供されており、経済証明なしで迅速にビザ許可を得ることができます。本記事では、日本語話者向けに、SDSの特徴、申請条件、おすすめ理由、注意点までを詳しく解説します。
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Student Direct Stream(SDS)とは?カナダ留学の新時代を切り開く制度
Student Direct Stream(SDS)は、カナダ政府が提供する留学生向けのビザ申請制度であり、従来の学生ビザよりも迅速かつ簡略化されたプロセスで申請可能な点が最大の特徴です。ベトナムや中国、インドなど限られた国籍に適用されており、通常必要とされる複雑な経済証明書類の提出が不要です。
SDSを利用すれば、ビザの審査期間はわずか20営業日。これは従来の通常ルートと比較して大幅に短縮されており、可能な限り早くカナダへの渡航準備を進めたい学生には理想的な選択肢です。
SDSを選ぶべき理由:スピード、シンプルさ、費用の透明性
SDSでのビザ申請が注目されている理由を、通常のビザ申請方法と比較して見てみましょう。
比較項目 | 通常のビザ申請 | SDS制度を通じたビザ申請 |
---|---|---|
経済証明書類 | 必要(収入証明、口座残高証明など) | 不要 |
書類審査期間 | 約60〜120日 | 約20営業日 |
GIC(保証投資証明) | 不要 | 必須(最低1万CAD) |
学費支払い | 一部前払い可能 | 初年度分全額前払いが必要 |
SDS制度を活用することで、経済状態の詳細な証明が不要となり、特に学生本人やその家族の負担が軽減されます。また、審査時間が短いため、入学期限への対応にも柔軟さが生まれます。
SDS制度を利用するための主要条件とは?
SDSの利用にはいくつかの必須条件があります。すべてを満たさなければ、通常のビザ申請ルートに移行されます。主な条件は以下のとおりです:
- SDS対象国の市民(例えばベトナム、中国、インド、フィリピンなど)
- カナダ政府認定の教育機関からの入学許可書
- 初年度学費を全額支払済みであること
- 最低10,000CADのGIC(保証投資証明)
- IELTS Academicスコア 各セクション6.0点以上または同等のフランス語検定スコア
- 前提健康審査、警察証明(必要に応じて)
SDS制度では、自国において合法的に居住している必要があり、申請時にはカナダ国外から手続きを行うことが求められます。
SDS活用時の提出書類チェックリスト
適切なビザ審査を迅速に受けるためには、書類の不足や不備を避けることが最優先です。以下がSDS申請に必要な基本書類です:
- カナダの大学またはカレッジからの入学承諾書
- 初年度学費の全額支払いの証明書類(領収書等)
- GICの証明書
- 有効なパスポートと証明写真
- IELTS成績証明書または同等の語学証明
- 生体認証情報(指紋・顔写真)提出完了証明
- 健康診断書(6ヶ月以上高リスク国に滞在履歴がある場合)
- 警察証明書(必要に応じて)
申請する国や地域により、追加で必要になる書類がある場合がありますので、予め入念に確認することが大切です。
SDSビザ申請のステップバイステップ手順
申請手続きはすべてオンラインで行います。以下が基本の流れになります。
ステップ1:IELTSおよび資料準備
- IELTS Academicスコア6.0以上(各セクション)
- GIC口座の開設と10,000CADの送金
- 学費全額支払いと領収書の取得
- 入学許可書の受領
- その他必要資料を揃える
ステップ2:オンラインでビザ申請を実施
- カナダ移民局(IRCC)のオンラインポータルにアカウント作成
- 書類アップロードと申請フォーム入力
- クレジットカードまたはデビットカードで費用支払い
費用内訳:
- ビザ申請料金:150カナダドル
- 生体認証費用:85カナダドル
ステップ3:生体認証(バイオメトリクス)
申請完了後、所定の施設にて指紋および写真の提出が必要です。通知書の指示に従って最寄りのセンターで登録を行いましょう。
ステップ4:審査結果の受領
審査が通過すれば、以下の書類が提供されます:
- 学生ビザ(Student Permit)の承認レター
- 電子渡航認証(eTA)またはビザシール(パスポートへ添付)
到着後、カナダ空港でビザを提示し、正式なStudy Permitを受領します。
よくある質問:経済証明なしでも問題ない?
SDS制度の最大のメリットがまさにこの点です。経済証明書類(収入証明や資産証明など)を提出する必要がありませんが、その代わりに学費の全額前払いとGIC預金が必要です。これは、すでにカナダの生活費を一定保証している証拠となるため、移民局側はそれを経済能力の証明としてみなします。
SDS利用対象国一覧
カナダ政府が2024年現在SDS制度を適用している国は以下の通りです:
- ベトナム
- 中国
- インド
- フィリピン
- パキスタン
- コロンビア
- モロッコ
- トリニダード・トバゴ
- ブラジル
- ペルー
- セネガル
- コスタリカ
- アンティグア・バーブーダ
- セントビンセント・グレナディーン
家族同伴もSDSで簡易申請可能
SDS制度では、配偶者や子供を同伴させる場合でも一緒に申請手続きを行えば、その審査も迅速に進められます。
条件:
- 主申請者と同時に家族の申請書類・費用を提出
- 家族ビザ(就労許可や学校就学許可)の同時申請
入国後の留意点とビザ延長
カナダに到着後、留学予定校が政府認定の「COVID-19対応計画許可校」であることを再度確認しましょう。
入国時の必要書類:
- 承認レター
- 有効なパスポートとeTAまたはビザ
- Study Permit 受領時の通知書類
留学期間中にパスポートが期限切れとなる場合、学生ビザも同時に失効します。あらかじめ新たなパスポートを取得し、Study Permitの延長手続きを行うことが重要です。
まとめ
SDSは、ベトナムを含む多くの対象国の学生にとって理想的なカナダ留学ビザ制度であり、わずか20営業日というスピード感、経済証明の省略など、非常に魅力的な選択肢となっています。
ただし、しっかりと条件を満たさなければSDSでの申請はできません。事前に必要書類と英語スコア、学費の支払いなど、準備すべきことをリストアップして慎重に進めましょう。
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